【報告】11/3 憲法闘争大学習会

11月3日、自由の森学園高校校長の菅間正道さんに憲法の授業していただきました。

憲法ってなあに?
~えん罪から学ぶ憲法のそもそも~

校長になった今も、社会科の授業をされている菅間さん。
始まりはこんな発問。

2023年10月1日午後2時ごろ、東京都足立区で殺人事件がありました。
そのとき、あなたは・・・

ペアになり、お互いにアリバイについて取り調べします。
あなたは、白? 黒? それともグレー?

実はこれ、1988年11月3日に起こった本当の事件。
そして、当時中学生だった3人が疑われ、えん罪になってしまったのです。

警察の取り調べにどんな問題があったのか。暴力や自白の強要など、問題点について参加者がみんなで考え、憲法で保障されている人身の自由について学びました。

終末の話題は、自民党改憲草案。
36条の「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」からは、「絶対に」が削除。
99条の「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」
は、主語が「すべて国民は」に代えられ、骨抜きに。
自民党の案は「改憲ではなく壊憲」とズバリ。